「やらないことを決める」こと、これが最も難しい事であり、重要なことだと思うのです。
やりたいことはいくらでもある。みんなの意見や回りの意見を聞いたら、それこそ、あれもこれも出来たらいい!
こうしたらこんなに素晴らしい!
それらを全部やるのはポジティブな思考、やらないのはネガティブな思考、と一見思えます。
でも、違いますね。
やる事の優先順位を決めるんじゃなく、やらないことを決めるんです。
「考えるために動く」というフレーズについても書きましたが、
動いて、考えて、やらないことを決める、ということですね。
やらないことを決める=やることに集中する
ってこと。これが、出来ない組織(人)は多いと思います。
その組織は致命的です。
なぜなら、一生懸命違う道に向かって頑張っているからです。
やるべきことが散漫になっていることに気づかず、さも自分達は頑張っている、と錯覚を起こす。
だから、リーダーはやるべきことに集中させる指導力が必要。
我々も、いくつかやらないことを決めました。
これは、永遠にやらないのではなく、今はやらない、ということす。
今やらないことが決まる、ということは、今やるべきことが決まったときでもあります。
もの凄く勇気がいると思います。
なぜなら、やらなくていい事ではないから。
やった方がいいに決まっている事を、あえてやらないのですから勇気が必要です。
そのかわり、やらなくてはいけない事に集中する。
万能じゃなく、弱小だからこそ。
うまくいく人、うまくいく組織、うまくいく会社
全ては、この選択と集中ができる人であり、組織であり、会社が、そうなれるんだと思います。