不完全さ

会社を作って昨日で7ヶ月が経ちました。コレカウをリリースして2ヶ月半。

これからどうするべきか?は、おぼろげながらに見えてきました。と同時に今の不完全さも如実に見えてきました。だからこそ、様々な改善を施すにあたり四六時中考えている訳ですが、なぜこのタイトルのメッセージを書こうと思ったのかわかります?

それは、考えている対策はほとんどが不完全さを悟られないようにどうするか?ってことに繋がってしまっていたことに気づいたからです。例えば、

・商品がまだまだ少ない
・システムの機能がまだ足りない
・やりたいことをスピーディーに達成するには人手が足りない
・そもそもこの業界の知識や人脈がまだまだ足りない

この足りないことを世間様に悟られないよう、あたかも一人前の会社であるようにどうやって見せようか、みたいな・・
先日、「無名であること」を書いたときの思考は、「無名であるうちに完全に仕立てよう」と考えてしまっていたのではないか?それって、おそらく間違いではないけど普通だな、って思ったからなんです。

どう思われるのか?どう振るまえばいいのか?今さらけだしたら欠点が目立ってしまうー、とか。そんなことを考えてしまっていたのかもしれません。だから、このメッセージを持って、不完全さをありのまま見せていくことこそがリアルに面白いだろうという意思表示をしたかったのです。なにより、それが一番楽ですし。

というわけで、マーケティングとか、そんな一般的な言葉ではなく、不完全な会社ではあるけれど、まだまだ半人前にも満たないサービスではあるけれど、僕達は何を思い、何を生み出したいのか、それだけは伝わるようなサービスに育てていくことをどんどん発信していこうと決めた一日でありました。

無名であること

無名であること。

今、まさにこの状況にいる。それゆえに大きな不安があり、この状態から抜け出そうと必死で考えている自分がいる。(経営者誰もが通った道だろう)

しかし、一方でこの状況が妙に心地よい。この日陰の状況というか、世間に対し影響力を持たない自分が、何かとてつもないチャンスの場にいるような気がしてならない。

今なら、何をやっても許される。ミスをしても、間違った判断を下したとしても、ものすごい急転換ができる。

無名であること、それは実に素晴らしいことだ!と思うようにする。

ただ、それはあくまでも初期の今の段階においての心づもりである。無論、無名のままでは継続すら出来ないことに違いはない。

今は、無名であることを最大の武器として、以前は出来なかった(出来ないであろう)事を、どんどんやってみることが次のステップに自然と繋がるような気がする、ということだ。

明日、明後日とマーケティング戦略について、外部とのミーティングがある。きっと、とても素敵に思えるような提案がたくさん降ってくるのだろう。とても重要な事ではあるが、改めて「無名であるうちにやるべきこと」と「有名になるためにやること」の区別をしっかりつけてそのバランスを決断していこう。